アルコールはできるだけ飲まない!
アルコールは飲まないことが最適で、飲むとしても20gを超えないこと!
厚生労働省は、「健康日本21」のなかでアルコールの量について触れています。それでは、「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する、と記載されています。
その根拠は、1日のアルコールにして20gを超えたら死亡率が増加するというものです。この方針は2013年に示されています。
ただし、最近の報告では「アルコールはわずかでも、がんや心血管疾患病のリスクがあがる」ということがわかっています。つまり、本当の適量とはアルコールを摂取しないこと、になります。
また、以前から休肝日(アルコールを飲まない日)を作ることも推奨されています。アルコールを減らすためには重要な習慣です。
ただし、アルコールを飲む日に飲む量を増やすと意味がなくなります。1日どれだけ飲むかではなくて、例えば1週間でどれくらい飲むかです。
まずは飲まない日を作りましょう。そして、飲むと決めた日もできるだけ飲まないことを心がけましょう。
飲む機会が決まっていたら、前後の数日間はできるだけ飲まないようにしましょう。
アルコール20gってどれくらい?
種類 | アルコール度数 | 量 |
---|---|---|
ビール | 5 % | 500 ml |
焼酎 | 25 % | 100 ml |
日本酒 | 15 % | 180 ml |
チューハイ | 7 % | 350 ml |
ワイン | 12 % | 200 ml |
ウイスキー | 43 % | 60 ml |
アルコール20gの目安を見てどう感じるかは個人差があるでしょう。自分がどのくらい飲んでいるのか、計算してみましょう。
純エタノール量はグラム(g)で表されます。比重を考慮して0.8を掛けます。
純エタノール量(g)= 量(ml)x アルコール度数/100 x 0.8
よく聞く飲み方として、「ビール350mlを1本飲んで焼酎を1合(180ml)くらい」というのがあります。ビールのアルコール量は14g、焼酎は36gになるのでトータル50gです。すでに焼酎だけで20gを超えています。
1種類にした方が計算しやすいです。2種類飲みたければ、ビールをアルコール度数の低いものにするか、焼酎を少しにするなどの工夫をしましょう。